2026年10月18日時点の情報です|対象:アイルランドの語学学校ICOT College(ダブリン・コーク)の閉校と、在学生・申込者への案内
アイルランドの語学学校ICOT College(ダブリン・コーク)を運営するShanti Niketon Limitedは、2026年10月8日付の学生向け通知で、営業を停止し、学校を即日閉校すると伝えました。通知の文面は、ブラジル人向け情報サイトBolder Podcastが10月9日の記事で紹介しています[1]。地元紙Cork Independentも10月9日、ICOT Collegeが営業停止を発表したと報じました[2]。
通知では、ILEP(留学生の在留許可の対象コース一覧)から除外されたあと、関連する裁判が続く間は新しい学生を受け入れられず、その期間の長さと資金面の問題から閉校を決めたと説明しています[1]。ILEPからの除外そのものは閉校と同じではありません。アイルランドの語学学校2校のILEP除外と裁判の経緯はILEP除外の記事で紹介しています。
この記事のポイント
通知の要点
| 項目 | 内容 | 対象・補足 |
|---|---|---|
| 運営会社 | Shanti Niketon Limited(ICOT Collegeの名称で運営) | ダブリン校・コーク校 |
| 閉校 | 営業を停止し、即日閉校 | 通知の日付は2026年10月8日 |
| 理由 | ILEPから除外されたあと、裁判が続く間は新しい学生を受け入れられなかった。手続きが長引く見込みと資金面の問題から、取締役会が閉校を決めた | ILEPからの除外は閉校と同じではない |
| 清算の手続き | 10月23日11時、Radisson Blu Royal Hotel(Golden Lane, Dublin 8)で債権者集会。McCarthy WalshのJaye McCarthy氏を清算人に選ぶかを諮る | 学生の出席は必須ではない。代理人による出席は10月22日16時までに委任状を提出 |
| 学生の請求 | 清算人が選ばれたあと、すべての学生に連絡して請求を受け付ける | 学生の請求は同じ扱いになるとしている |
| 転校 | 有効な学習者保護の保険がある学生は、清算人が保険のAcademy Plusと協力して別の学校へ移す | 保護を受けられるかは、各学生の契約内容による |
出典:ICOT Collegeの学生向け通知(Bolder Podcastの記事で紹介)[1]
対象になる人と対象外のケース
在学中の学生
有効な学習者保護がある学生は、Academy Plusを通じて別の学校に移る予定です。保護を受けられるかどうかは、それぞれの学生の契約によります[1]。Cork Independentは、コーク校の学生が在留資格の更新に必要な書類や、受けられなかった授業の扱いについて不安を抱えていると報じています[2]。
支払い済みで入学前の人
通知では、清算人が選ばれたあと、すべての学生に連絡して請求を受け付けるとしています[1]。入学前の人が学習者保護の対象になるかどうかは、入学許可書や契約書に書かれた保護の内容で確かめる必要があります。
今後の日程
| 日程 | 内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 2026年10月8日 | 運営会社が学生向けの通知で営業停止と即日閉校を案内 | [1] |
| 2026年10月9日 | Bolder PodcastとCork Independentが閉校を報道 | [1][2] |
| 2026年10月22日16時 | 債権者集会に代理人を立てる場合の委任状の提出期限 | [1] |
| 2026年10月23日11時 | ダブリンで債権者集会。清算人の選任を諮る | [1] |
時刻はアイルランド時間です。
いま申し込んでいる人・在学中の人がしておきたいこと
- 契約書、入学許可書、請求書、支払いの証明、学校やエージェントとのやりとりをすべて保管する[1]
- 入学許可書や契約書で、学習者保護(Learner Protection)の有無と提供元を確認する
- 留学エージェントを通じて申し込んだ場合は、エージェントに連絡し、転校先や返金の手続きを相談する
- カードで支払った場合は、カードの発行元の銀行に支払いの取り消し(チャージバック)ができるかを相談する
- アイルランドで学生として在留登録している人は、在留の扱いを移民局(Immigration Service Delivery、irishimmigration.ie)の案内で確認する。まだ渡航していない人は、渡航前に最寄りのアイルランド大使館にも確認する
よくある疑問
- ILEPから除外されると、学校は閉校になるのですか?
-
同じではありません。ILEPから除外されると、そのコースは留学生の在留許可の対象ではなくなりますが、除外そのものが閉校を意味するわけではありません。ICOT Collegeは、除外後に新しい学生を受け入れられなかったことによる資金面の問題を、閉校の理由として説明しています[1]。
- 別の学校に移れますか?
-
有効な学習者保護の保険がある学生は、清算人がAcademy Plusと協力して別の学校に移す予定です。対象になるかどうかは各学生の契約によります[1]。
- 払った学費はどうなりますか?
-
通知では、清算人が選ばれたあと、すべての学生に連絡して請求を受け付けるとしています[1]。支払いの証明や契約書を保管しておきましょう。
- 債権者集会に出なければいけませんか?
-
学生の出席は必須ではありません。代理人を立てる場合は、10月22日16時までに委任状を提出します[1]。
アイルランドでは2026年に入り、ほかにも語学学校の閉校が続いています。EC Dublinの学生の扱いはEC Dublinの記事、学校とコースの対象一覧の調べ方はILEPとTrustEd Irelandの記事で紹介しています。
出典と更新履歴
- Bolder Podcast「Mais uma escola de inglês fecha na Irlanda: ICOT College encerra unidades de Dublin e Cork imediatamente」(2026年10月9日)。ICOT Collegeの学生向け通知(10月8日付)の文面を掲載。確認日:2026年10月18日
- Cork Independent「Students in ‘distress’ following language college closures」(2026年10月9日)。確認日:2026年10月18日
更新履歴
- 2026年10月18日:初版

