2026年10月17日時点の情報です|対象:EC English Language Centresのダブリン校(EC Dublin)の閉校後の学生対応
アイルランドの語学学校団体English Education Ireland(EEI)は2026年10月12日、EC Dublinの閉校後の学生対応について声明を更新しました。EEIによると、閉校時にアイルランドにいた同校の学生は学習者保護の仕組み(Protection of Enrolled Learners、PEL)で全員がほかの認定校に移り、追加の授業料なしで学業を続けています[1]。
一方、費用を支払ったもののまだアイルランドに渡航していなかった学生については、受け入れ先を手配する仕組みがないとしています。EEIは、ECへの支払いについては清算人への届け出を、カード払いの場合は銀行へのチャージバックの相談を案内しています[1]。ECグループの発表と英国・カナダでの学生支援はEC Englishの閉校と学生保護の記事で紹介しています。
この記事のポイント
声明の要点
| 項目 | 9月14日の声明 | 10月12日の更新 | 対象・例外 |
|---|---|---|---|
| 閉校時にアイルランドにいた学生 | EC DublinがPELの保険会社に通知し、保護が発動。ほかのEEI加盟の認定校へ移す手続きを進め、移った学生に追加の授業料はかからない | 全員がほかの認定校へ移り、追加の授業料なしで学業を継続 | EEIによると、今回の学生保護は授業料のみ。宿泊・渡航費・保険などは対象外 |
| 支払い済みで未渡航の学生 | EEIが対応を検討中で、追って案内するとしていた | EEIは、閉校時に未渡航だったEC Dublin学生向けの学習者保護保険が手配されていなかったと説明。EEIによる受け入れ先の手配はできない | EC Dublinに申し込み、閉校時に渡航していなかった学生 |
| 宿泊 | 9月14日の声明では、ECが手配した既存の宿泊は9月19日まで維持するとの案内。それ以降は各自で手配し、移籍先の学校が選択肢を案内 | — | 移籍した学生 |
| 支払った費用 | 損失が出ることを説明 | EEIは清算人への債権の届け出を案内。掲載書類の対象はKenilworth Language Institute Limited。契約書・請求書・支払証明で契約先を確認し、指定先へ相談する。カード払いは銀行にチャージバックを相談 | — |
出典:English Education Ireland[1]
対象になる人と対象外のケース
閉校時にアイルランドにいた学生
EEIによると、この学生群はPELでほかの認定校に移り、追加の授業料はかかりません。今回の学生保護で対象となるのは授業料で、宿泊、渡航費、保険などの費用は対象外とされています[1]。
支払い済みでまだ渡航していなかった学生
EEIは、閉校時にまだアイルランドへ渡航していなかったEC Dublinの学生には、ECが学習者保護保険を手配していなかったと説明しています。この学生群について、EEIによる受け入れ先の手配はできないとしています[1]。EEIは次の対応を案内しています[1]。
- ECの入学をもとにアイルランドへ渡航しない。コースは存在せず、EC Dublinの入学許可書にもとづいて得たビザや許可は有効でない可能性がある。渡航前にアイルランドの移民局(Immigration Service Delivery、irishimmigration.ie)か最寄りのアイルランド大使館に確認する。
- 留学エージェントを通じて申し込んだ場合は、エージェントに連絡する。アイルランドのほかの学校への申し込み直しやビザについて相談できる。学校に直接申し込んだ場合は、ほかの認定校に連絡できるが、その学校の費用を支払う必要がある。
- 契約書、請求書、支払いの証明を保管し、EEIの声明ページに掲載された清算人の案内を確認する。掲載書類はEC Dublinとして営業していたKenilworth Language Institute Limitedが対象です。2026年10月2日付の通知では同社は任意清算中とされ、9月28日にGrant ThorntonのColm Dolan氏とJohn Boland氏が共同清算人に選任されたと記されています[2][3]。契約先法人が一致するか確認し、不明な場合は書類記載の窓口に相談する。カード払いの場合は、カード発行銀行にチャージバックの可否を相談する。債権の届け出や相談だけで返金が保証されるわけではない。
発表と案内の日程
| 日程 | 内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 2026年9月14日 | EEIが、EC Dublinの閉校後の学生保護について声明。EC DublinがPELの保険会社へ通知したと説明 | [1] |
| 2026年9月19日 | 9月14日のEEI声明で案内された、ECによる既存の宿泊手配の維持期限 | [1] |
| 2026年10月12日 | EEIが、閉校時にアイルランドにいたEC Dublin学生全員の移籍完了と、未渡航の同校学生への受け入れ先手配ができないことを公表 | [1] |
公式案内で確認しておきたいこと
- 未渡航の場合、手元のビザや許可が使えるか。アイルランドの移民局か最寄りのアイルランド大使館で確認[1]
- 清算人への届け出に必要な書類(契約書、請求書、支払いの証明)がそろっているか[1]
- カード払いの場合、チャージバックを受け付けてもらえるかを銀行に確認[1]
- エージェント経由の場合、ほかの学校への申し込み直しの条件と費用[1]
よくある疑問
- まだ渡航していませんが、ほかの学校に無料で移れますか?
-
EEIによると、未渡航の学生向けの仕組みはなく、EEIが受け入れ先を手配することはできません。ほかの認定校に申し込む場合は、その学校の費用がかかります[1]。
- EC Dublinの入学をもとに取ったビザは使えますか?
-
EEIは、EC Dublinの入学許可書にもとづくビザや許可は有効でない可能性があるとし、渡航前にアイルランドの移民局か最寄りのアイルランド大使館に確認するよう案内しています[1]。
- ECに払った費用はどうなりますか?
-
EEIは清算人への債権の届け出を案内しています。EEI掲載の書類はKenilworth Language Institute Limitedが対象なので、契約書・請求書・支払証明で契約先を確認してください。カード払いの場合は銀行にチャージバックの可否を相談する案内もあります。返金の可否・金額は本記事では確認できていません[1]。
- アイルランドで学んでいた学生の宿泊費は補償されますか?
-
EEIによると、今回の学生保護は授業料が対象で、宿泊、渡航費、保険などは対象外です。9月14日の声明では、ECによる既存の宿泊手配は9月19日まで維持すると案内されていました[1]。
EEIは、支払った時点からすべての学生が学習者保護の対象になるよう、アイルランド司法省とQQI(Quality and Qualifications Ireland)に働きかけているとしています[1]。
出典と更新履歴
- English Education Ireland「Statement from English Education Ireland on the closure of EC English」(2026年9月14日、10月12日更新)。確認日:2026年10月17日
- Grant Thornton「Kenilworth Language Institute Limited:債権者向け通知・届出書」(2026年10月2日、EEI掲載)。対象法人と共同清算人を確認。
- Irish Revenue「List of EWSS employers Q2 2022」。162ページでKenilworth Language Institute LimitedとEC Dublinの商号対応を確認。いずれも確認日:2026年10月17日。
更新履歴
- 2026年10月17日:初版

